第41回社会保険労務士試験の択一試験問題解説 雇用保険法 〔問 1〕

第41回社会保険労務士試験の択一試験問題解説 雇用保険法 〔問 1〕

第41回社会保険労務士試験の択一試験問題解説

雇用保険法

〔問 1〕
雇用保険の被保険者に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、以下において「一般被保険者」とは高年齢継続被保険者、短期雇用特例被保険者及び日雇労働被保険者を除いた被保険者をいうものとする。

A 同居の親族のみを使用する事業は原則として適用事業から除外されるが、事業主が当該事業に使用される親族の2分の1以上の同意に基づき都道府県労働局長に任意加入の申請を行って認可を受けた場合には、それらの全員が被保険者となる。

B 日本に在住する外国人が、いわゆる常用型の派遣労働者として特定労働者派遣事業者である適用事業に週に40時間雇用されている場合には、外国公務員又は外国の失業補償制度の適用を受けていることが立証された者を除き、国籍(無国籍を含む。)のいかんを問わず被保険者となる。

C 通常の労働者の1週間の所定労働時間が40時間である適用事業で、1週間の所定労働時間を25時間、雇用契約の期間を2年間と定めて雇用された満62歳の労働者は、一般被保険者となることはできない。

D 満30歳の短期雇用特例被保険者が同一の事業主に引き続き6か月以上雇用されるに至った場合、その6か月以上雇用されるに至った日以後は、短期雇用特例被保険者ではなく一般被保険者となる。

E 適用区域外の地域に居住する日雇労働者が、適用区域内にある適用事業に雇用される場合、公共職業安定所長に任意加入の申請をして認可を受ければ、日雇労働被保険者となる。

皆様、こんにちは。今回の解説をはじめさせていただきます。

雇用保険法は、社会保険労務士試験の範囲の中では、確実に高得点をとってほしい法律科目だと私は思っています。一緒に頑張っていきましょうね。

Aは「そんなものはありませんだみつおぅ~」という問題ですね。同居の親族のみを使用する場合は、「労働者」ではありません。労働者でない者がいくら集まっても、「無効」ですね。よってAは×(誤答肢)となります。

Bの問題文は「雇用保険法において、被保険者とは、適用事業に雇用される労働者であって、第6条各号に掲げる者以外のものをいう。」という雇用保険法第4条第1項について問いかけてきている問題です。この文中での「第6号各号に掲げる者」とは、原則として社会保険労務士試験の雇用保険法の問題では「船員保険」「公務員」の2つだと思ってください。この2つが適用除外の理由は、いざ「失業」したときなどの補償つまり保険給付が雇用保険よりも良いからです。だから、雇用保険は必要ないね、ということで船員保険と公務員は適用除外だとイメージしてもらえば社会保険労務士試験はかなり解きやすくなります。よってBの問題文の「外国人」でもOKですね。よってBは○(今回の〔問 1〕の解答)となります。

第42回社会保険労務士試験の択一試験問題解説 雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) 〔問 1〕

の解説をご覧になればより完璧になりますね。

Cの問題文は「ひっかけ問題」ですね。良い機会ですので、1つ1つの条件を一緒に確認していきましょうね。まず「1週間の所定労働時間が25時間」という内容は、「20時間未満であれば被保険者にならない」の反意語ですね。つぎに、「雇用契約の期間を2年間と定めて雇用された」とある内容は、「雇用契約の期間が6箇月未満であれば被保険者にならない」の反意語ですね。最後に「満62歳の労働者」という内容は、「65歳に達した日以後の日において雇用される者は一般被保険者にならない」の反意語ですね。いずれか1つでもダメならば、一般被保険者にならなかったのですが、3つとも条件を満たしているので完璧ですね。Cは完璧な一般被保険者ですね。よってCは×(誤答肢)となります。

Dの問題文は「短時間就労者は継続6箇月以上で被保険者」とのひっかけ問題ですね。確認しましょう。短期特例被保険者が切り替えになるのは「継続1年以上」で、継続1年以上雇用されるに至ったとき(切り替え日)には、次のようになります。
①切り替え日に65歳未満の者は、一般被保険者となる。
②雇い入れ日に65歳未満であったが、切り替え日に65歳以上である者は、高年齢継続被保険者になる。
③雇い入れ日に65歳以上の者は、切り替え日に被保険者資格を喪失する。

以上の3つを頭の中にイメージできるようにしてくださいね。よってDは×(誤答肢)となります。

Eの問題文は、「適用事業はすべてOK」でバッチリですね。適用事業に雇用される場合は、すべて日雇労働被保険者になる資格はあります。適用事業に雇用されない場合に、日雇労働被保険者になるためには、公共職業安定所長に任意加入の認可を受ける必要があるのでしたね。よってEは×(誤答肢)となります。

結論として、今回の〔問 1〕の解答は「B」となります。

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