第42回社会保険労務士試験の択一試験問題解説 労働者災害補償保険法 〔問 3〕

第42回社会保険労務士試験の択一試験問題解説 労働者災害補償保険法 〔問 3〕

第42回社会保険労務士試験の択一試験問題解説

労働者災害補償保険法

〔問 3〕 療養補償給付たる療養の費用の支給を受けようとする者は、①労働者の氏名、生年月日及び住所、②事業の名称及び事業場の所在地、③負傷又は発病の年月日、④災害の原因及び発生状況、⑤傷病名及び療養の内容、⑥療養に要した費用の額、⑦療養の給付を受けなかった理由を記載した請求書を、所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。この記載事項のうち事業主の証明を受けなければならないものとして、正しいものはどれか。

A ①~⑦

B ②~⑦

C ③~⑦

D ③、④

E ③、④、⑦

皆様、こんにちは。今回の解説をはじめさせていただきます。

これは法律を知らなくても、社会保険労務士試験に対する「国語力」で考えるとよいのではないかと思う問題です。私ならば、次のように考えます。「療養補償給付」とは、「補償」という単語が入っているから業務上の怪我や疾病の治療を労災病院などで現物給付(国から病院にお金がいくので被災労働者は一円も払わない)となる保険給付である。ということは、お医者さんが国に対して証明することは事業主が証明するものでもないなぁ、逆にお医者さんが診察して証明することが出来ないことが「事業主の証明」として国に提出する報告内容だなぁ、と考えます。そういう視点で問題文を読んでいくと、 ①労働者の氏名、生年月日及び住所は市区町村の役所にて住民票などでOK事業主でないとダメということはない。 ⑤事業の名称及び事業場の所在地も、法務局などでの登記簿でOK事業主でないとダメということはない。 ③負傷又は発病の年月日は、これは当事者しかわからないことだから、被災労働者の申請が正しいと被災労働者以外の責任を持った証明(あとでトラブルがあると懲役や罰金を科されても良いですよ、という責任を持った証明、つまり横で見ていた友人ではダメです)は事業主しかできない。 ④災害の原因及び発生状況も、③と同じ理由で事業主しかできない。 ⑤傷病名及び療養の内容はお医者さんしか証明できない。 ⑥療養に要した費用も、お医者さんしか証明できない。 ⑦療養の給付を受けなかった理由は、被災労働者本人にしか書けない と考えて事業主にしか証明できない事実は、③④の2つと考えます。

結論として〔問 3〕の解答は「D」となります。

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